メッセージ

2011年3月11日、突然の揺れに死を覚悟した。
当たり前にくる明日が当たり前ではないことを思い知らされ、
人生の舵を切った。
当時、前職の不動産会社で働いていた私は、
一度きりの人生、自らが描く未来の中で生きたいと思い、
震災から5ヶ月後にはリビングコンシェルを創業していた。

実は、私はかつて人見知りでコンプレックスの塊だった。
自分の思いを剥き出しにするなんてありえない。
既定路線からはみだして目立ったり笑われたりするのは、
真っ平ごめんだった。
しかし、思い切って踏み出すと、
未知の経験に遭遇し、見えなかった世界が見え、
えも言われぬ感情を味わうことができた。
もちろん、新しい発見と隣り合わせに絶望の淵もあった。
ヒリヒリする毎日、だからこそおもしろかった。
描いた未来に辿り着くのに、
思いを隠したり、周りの評価を気にしたりしている時間などない。

君はどうだ？
やりたいことがあるなら躊躇わず言えばいい。
周囲に合わせる必要などまったくない。
思いを剥き出しにして、枠線からはみ出せばいい。
ここには、そんな君に用意したステージがある。
人口減少、価値観の多様化、空き家問題、資材・工事費高騰、激しい気候変動、
不動産業界を取り巻く環境は厳しく、私たちに求められるものも大きい。
それらに応えるため、リビングコンシェルは現存部署を拡大・専門化させ、
新たに5社を設立する。
社長の席が５席空いているということだ。

どんなことでもいい。
君が実現したい世界、描く未来の話を聞かせて欲しい。
私は大真面目に聞く。

むきだせ！
はみだせ！
準備は整った。